大谷選手の元通訳・水原一平容疑者の違法賭博問題で注目が集まっている「ギャンブル依存症」。水原氏自身も陥っていたとされていますが、なぜ、抜け出せなかったのでしょうか。かつてギャンブルに依存した経験がある青木さやかさんとともに“依存”の実態や、私たちが知るべき「正しい知識」などについて考えます。
■「やりたい」と思うことはある、しかし“危うさ”が自分にはある
藤森祥平キャスター:
青木さんは医師から「ギャンブル依存症」という診断は、これまで受けてはいなかった。ただ、相当はまってしまいました。
20代半ばの頃に上京してから、パチンコがやめられなくなり、消費者金融機関から借金をするなど、ほぼ毎日のようにパチンコをやっていた。借金は約5年間で数百万円まで重ねてしまった、という状況でした。今はもうパチンコはやっていないんですか?
青木さやかさん:
今やってないですね。距離を置いてる、という感じです。でも「やりたい」と思うことはあります。やっぱり面白いものですよね、とても。でも、うまく付き合うことができないというか、ほどほどのところで止められる気がしない。その“危うさ”が自分にはあると今も思っているので、今はやっていないです。
小川彩佳キャスター:
「意識的に距離を置いていかないと」という。
青木さやかさん:
「距離を置く努力をしている」という感じですかね。
藤森キャスター:
今回、水原容疑者の様々な情報が出ていますが、どのように感じていますか?
青木さやかさん:
額が大きいので驚きますが、最初は1回の賭けだったと思います。勝ったり負けたりしながら、負けが込んできて、「次は勝つかもしれない」というのがどんどん回数が増えていった、というのはすごく理解ができるので。額は大きすぎますが、借金が増えたということは、とても理解ができるというか。
藤森キャスター:
どうしても常識的に「約210億円勝ち、約280億円負け、そして62億円の損失」は途中どこかで「あれ、これはまずい」と思えないのかな、というふうに感じてしまいますが。
青木さやかさん:
私は水原さんではないのでわからないのですが、思っていたとは思います。私の過去の記憶をたどると「まずいな」って思っていたけれども、「もしかしたら取り戻せるかも」とも思ったのではないかな、と。
■「まずい、本当に。」と思いながら次の日も…
小川キャスター:
青木さんも同じような経験をされたこともありますか?
青木さやかさん:
そうですね。1日に20万勝った。それが1週間続いたとしたら、そしたら借金が返せるわけじゃないですか。「普通に仕事するよりも、多く稼げる」という。
小川キャスター:
バイトをしたりとかするよりも稼げると思ってしまう。
青木さやかさん:
そうですね。感覚を覚えてしまう。
藤森キャスター:
どうやって青木さんがギャンブルを辞められたんですか。
青木さやかさん:
私はすごく売れて、仕事がいっぱいになり、パチンコに行く時間がなくなったんです。
藤森キャスター:
売れたお金で「もっとやるぜ」みたいな感じにならないほど、忙しくなったということですか?
青木さやかさん:
そうです。それもあるし、大きく稼げるようになったので、パチンコに行って稼げる額というのが楽しくなくなった、という。
藤森キャスター:
もし売れてなかったら…
青木さやかさん:
どうなってたんでしょうね。わかりませんけれども「まずいな」と思いながら、しばらくやってましたね。
東京大学准教授 斎藤幸平さん:
粗品さんとか、儲かってさらに競馬とかもやってますけど、ああいう感じではないですよね。
青木さやかさん:
だから言えなかったですよね、粗品さんみたいな感じではなくて。そのときは人にあんまり言えなかった。恥ずかしいなとか、まずいなとか、やばいなとか。できるだけコソコソやっていたかも知れない。ギャンブルの友達以外には言わなかったと思う。
小川キャスター:
「やめないと」とか、そういった感覚はありましたか?
青木さやかさん:
ありました。いつもどこかにありました。「やばいな」って。「まずい、このままだとどうなるんだろう」、自己破産するとか。そのときの仲間が結構みんなギャンブルをやっていたので、「何とかなるんじゃないか」という思いがありながら、夜一人になると「まずい、本当に。明日は行っちゃ行けない」と思いながら、次の日も行ってしまうという。
■日本では違法の「オンラインカジノ」 “日本からのアクセス数”が8倍に
藤森キャスター:
2年前の最新情報で、オンラインカジノの現状です。日本ではアクセスして賭博するのは違法です。
【日本からのアクセス】
2019年4月:1400万回
2021年7月:1億1200万回
しかし、日本からのアクセス回数が桁が変わるほど増え8倍に、日本は世界の国別アクセス数ランキングでも4番目まで増えてしまった。
青木さやかさん:
啓発活動をされている「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中代表がよく言ってますが、オンラインカジノが始まって…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20240417-6151575)
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コメント
ギャンブル依存症の夫を持つ妻です
青木さんはギャンブル依存症じゃないけど、こうやって偏見ばかりの依存症を正しく理解し、世の中に発信していく姿、素晴らしいなと感じます
心が優しい人なんでしょうね
人の金を泥棒してたのが見つかって「実はギャンブル依存症なんです」
こんな仮病がまかり通るなら水原の思う壺ですよ
仮病じゃないですよ。
本当に病気。
これを病気じゃないと言う方が暴論。
うつ病で仕事に行けない人とかにも仮病って言ってそうですね貴方。
時代は進んでいます。思考回路をアップデートしましょう。
うつ病とギャン中がおなじ?
笑わせんなよ
仕事は生活のために必要不可欠で
ギャンブルは娯楽だけどな。
ギャンブル場に徴兵で招集でもされたんかな?
自己判断で行ったんちゃうんか
ギャングとなんら変わらん。
@@puvy1ju普通に自分の金でやるでしょう。
仮病というぶっ飛び珍説はどこから?ギャンブル依存症は明らかな脳の病気。ペドフィリアが病気であり、児童に手を出せば犯罪なのと全く同じ。病気だからと言って「犯罪ではない」なんて誰も一言もいってないよね。
自身が抱える問題を公表しても偏見が少なくなった、日本は良くなっている。
借金と水原容疑者のやった窃盗を同列で扱うことが大体間違っている。
借金は自分の金だから自由だが、窃盗は他人の金であり犯罪行為である。
ギャンブル依存症であっても窃盗して犯罪に手を染めるかは別の話である。
何度も言うが水原容疑者は借金などせず、最初から窃盗を繰り返している。
依存症関係なく単なる犯罪である。
そもそも、違法賭博をしたのが悪い。しかも、人の金で。ギャンブル自体は、ほとんのの人は「依存症」にならず、楽しんでいる。たとえ「依存症」になっても、人の金を盗む奴は稀だ。それをギャンブルのせいにするのは卑怯、無責任極まりない。
ほんと。金額うんぬん、犯罪うんぬんより、「お金>友人」で簡単に信頼を裏切る人なのも変わらない人間性の問題だと思う。
そもそも口座開設時からこれまで代理人側にも頑なに口座開示しなかったのは、開設時からの計画性を持った犯行なのは間違いないし、これはギャンブル依存症うんぬん外の話で、人間性を表してると思う。ギャンブル依存症に話をずらしてはダメだと思う。
もう過去は戻らないし、刑務所で反省するしかないと思う。それでも一番傷付いたのは大谷選手なのも変わらないと思う。
人のお金を盗むのは辞めましよう。ギャンブルは自分のお金でやりましょう。
その通りです。
ギャンブル依存症はギャンブルをコントロールできなくなる病気なので、時間的にも労力的にも、そして金銭的にも自制が効かなくなります。
金銭的に自制がきかないというのはつまり手を付けてはいけない金に手をつけるということで、将来のための貯金から始まり、サラ金や闇金への借金、配偶者や親、会社の金などです。
故あって多くのギャンブル依存症の方と関わってきましたが、この病気で借金を繰り返しどうにか取り返そうと必死になっている人が(ここでギャンブル以外の選択肢が浮かばないのが依存症です)、仕事上お金を扱える立場にあった時、その金に手をつけないでいられる人は多くないと思います。この場合病気と窃盗は無関係ではありません。
なおこの病気であっても罪を償うべきなのは当然です。犯罪によって、身近な人とその財産を傷つけ、社会秩序を乱しているからです。
青木さん、やっぱ滑舌がいいしすっごく聞きやすい。
ギャンブル依存症とかのレベルじゃないよ
窃盗常習犯
人のお金盗むことに対しての罪悪感がない
だからそれがギャンブル依存症なんだよ
やってはいけない事にまで手を出してしまうのが依存症。
お酒ならば運転や仕事があるのに飲んでしまう。
その通り❗
@@user-zp7ro2nf9nそれを言うならギャングの強盗殺人犯もギャンブル依存で済ませられるな❗
水原氏を糾弾するコメントは天文学的数字になっているから私がわざわざすることもないがほとんどが40〜50代の男だろう
これはTBSがパチンコをギャンブルと認めた番組だな。駅前ギャンブル場は廃止せよ
俺もそれ思った
パチンコはギャンブルって認めたよなこれ
そもそも世界最大の違法ギャンブルのカルテルはパチンコです。毎年15兆円という賭場を牛耳っているのが警察官僚である実態の闇です。
원래 세계 최대의 위법 갬블의 카르텔은 파칭코입니다.매년 15조엔이라는 도박장을 좌지우지하고 있는 것이 경찰 관료인 실태의 어둠입니다.
「病気と自認しよう」って言ってもそれは自分でなんとかしろってことだから自己責任論と何ら変わらない。
賭博場にIDなどの入場規制を導入するだけで多くの依存症は簡単に救えるのだが
国は明らかに問題を認識しながら見逃してる。
ギャンブルは胴元が設けるシステムだからな。
プレイヤーは必ず負けるように設計されてる。
確率は完全に制御されてる。ギャンブルの土台そのものがフェアなものじゃないからな。
パチンコは閉店はあるけど駅降りても街歩いてても車走らせてもたくさん目につくもんなー
そんな状態をずっと続けるつもりの日本はすごいね。
国を成長させないくせに国民からの税金搾取ばかりで政治家は脱税。嫌いになりそうだ
アルコール中毒の為に酒を販売中止にしないでしょ
現代人は決まって、何かしらの依存を、1人1つは抱いてしまうだろう。
私もパチンコ依存症でした。前の結婚の時に前夫に散々叱られ、包丁出され、泣きながらもうやらないと何回と嘘付きました。夫の給料も盗みました。そして家に帰るのが苦痛になり、浮気。そして離婚。それでも辞められなかった。そして再婚。今夫にも嘘付いてお金を使い込みパチンコ行ってましたが、怒りもせず抱きしめてくれ、身体の心配をしてくれる事が毎回で、前夫への懺悔もあり、もう前の様な可哀想な目に会わすワケに行かないと、本気で辞める決意をし、今は5年やめてます。それでもたまにパチンコをしてる夢を見たり、行きたくなり、本当に病気なのだと思います。他人の金盗んででもしたくなるのは分かります。それが依存症なんです。
青木さやかさん、すごく聞きやすく分かりやすいお話でした。ギャンブル依存症を発症することがなくよかったと思います。
「自分は抜け出せた!だから、皆んなやめられるはず!」となるのではなく、ご自身の経験を活かして啓発活動に取り組む姿、勇気と希望ををもらいます。
ギャンブル依存に振り回されて平然と嘘つかれて裏切られたから全く可哀想とも思わないし擁護できない・・
オンラインカジノはほんとに厳しく法整備してほしい
今の日本ならオンラインパチンコとかむしろやりそうだけどな
@@user-iz6vu9lf4r既にあるで